こんにちは。トラベルフォトグラファーの瀬戸波音です。
3/31〜4/1、HIS福島スタディツアーアンバサダーとして、
一泊二日で福島に行かせていただきました！
ツアーのタイトルは、「福島の今を知り、私たちの未来を考える2日間」です！
今回は私の目で見て感じたことをお伝えしたいと思います。
皆様は福島の今、どうなっていると思いますか？
私はというと、震災から7年テレビで報道されることはほとんどなくなり、
テレビで報道しないということは表面上の復興はおおよそ完了したのではないか
と思っていました。
なので、今回のツアーでは人々の心の復興について考えたい！と思っていました。
結論から言いますと、私の考えは甘かったです。
福島県内に入ると目に飛び込んでくる黒い袋の塊…
フレコンパックと呼ばれる、汚染物質を詰め込んだ大きなゴミ袋のようなものが、
膨大な数置き去りにされています。
何箇所も何箇所も…
自分の目で見て初めて、汚染物質の多さを実感しました。
しかし、これでも減ったんだよ。と教えていただいてさらにびっくり…
7年という時間をかけても汚染物質は無くなっていません。
一度汚してしまうと、元どおりにはできない事、改善には膨大な時間が
かかる事を改めて感じました。
また、今回は帰還困難区域の手前までバスで行かせていただきました。
バリケードがあり、許可を得た車しか入ることができません。
チェルノブイリを特集したテレビで、バリケードを目にすることはありましたが、
福島にもバリケードは存在します。
未だ立ち入れない場所があることはわかってはいましたが、実際目の前にすると
バリケードのこちらとあちらの違いがわからないからこそ、ショックを受けました。
何も変わらないように見えるのに、帰れない。
もし自分の生まれ育った家や場所がバリケードの先だったとしたら、
汚染が目に見えない分、なんで帰れないの？と思ってしまうと思います。
とても残酷な現実です。
バスの中から見る景色には、草ぼうぼうの土地やソーラーパネルが大量に
並んだ場所もたくさんありました。
震災前はきれいに整備された田畑だった場所が、作物を作ることができない
場所になってしまった…
私は元々の風景を知らないですし、初めて訪れる場所ばかりですが
異様な光景でした。
高速道路やサービスエリア、道の駅といたる所においてある線量測定装置。
常に今の状態を確認することができます。
車に乗って温度計の看板を目にすることはあっても、線量の看板を目にしたのは
初めてでした。
また、事故当時は自分で線量を測ることのできる機械を買い求める人が多く、
商品が売り切れたこともあったようです。
それだけ、みなさんが不安に思っていたということがわかります。
私も実際に機械を触らせていただいたのですが、ちょっと場所が変わっただけで
線量が変わります。
自分の右側と左側、見た目に差はないのに線量は違う、という事があります。
目に見えないというのは本当に怖いと改めて思いました。
今回、見えない放射能を検知する、放射線測定器も見せていただきました。
思ったより小さく、シンプルでした。
この機械に測りたい食べ物を入れると、放射線量を測定する事ができます。
最近はほとんどが、検出されずという検査結果で安全なのだそうです。
ただ、キノコ類はまだまだ高い数値を記録することもあり、注意して測定している
とのことでした。
今回は私の目で見て感じたことをお伝えしましたが、次回は私が福島で出会った方々に
ついて書いてゆけたらと思っております！
楽しみにしていてくださいね＾＾
最後に重要なお知らせです！！
5/26-27にツアー第二弾
～福島の人々とつながって学んで応援しよう！～
農作業のお手伝いを通して交流＆原発災害の今を学ぶ福島の今を知り、
私たちの未来を考える2日間！というツアーが実施予定となっております！
3月のツアーはキャンセル待ちになるほど大人気！
ご希望の方はお急ぎください！！！！
※私のブログを見たことをお伝えいただくと、HIS様よりちょっとした粗品をプレゼントしております。ご予約の際にぜひお伝えくださいね＾＾
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